◆人生をより良く生きるための方程式


稲盛和夫氏の語録に、人生をより良く生きるための方程式が次のように定義されている。

人生・仕事の結果 = 考え方(100~-100)× 熱意(100~0)×能力(100~0)

1.考え方

  前向きな考え方で生きている方には自ずと協力者が現れ、結果が良い方向に向かいますが、後ろ向き
な方には、誰も協力してくれず、結果はマイナスとなってしまうと
いう基本原則が表現されています。明るく楽しく元気良く、前向きな思考で生きていることが結果を大きくプラスにする前提なっています。

2.熱意
 熱意とは実行力です。これは一次的には自分自身の実行力を指しますが、二次的には周りを巻き込む
要素として熱意が必要です。一人で出来ることには限界があります
が、皆を巻き込めれば大きな力とな
るのです。

3.能力
 やはり最後にかかわってくるのが能力です。能力がなければ方向が正しくは向けられません。また、
問題にぶつかった時に解決に導くのは熱意と能力です。どちらが欠
けても成功はしないのです。

◆織田信長(桶狭間の戦い)
 桶狭間の戦いは、信長軍3千人、今川軍3万人との間の戦いで、織田信長が十倍の敵に勝利をした戦いです。ここでの織田信長を上記の方程式に当てはめてみましょう~!!

1.考え方
 十倍の敵に攻められる考え方は極めて積極的でした。多勢に無勢という言葉がありますが、寡兵で戦
えば負けるが必定です。普通の大将であれば、城に篭って時間稼ぎ
することになるのでしょうが、援軍
の望みのない信長は、篭城を一切考えませんでし
た。
 どのように攻めたら十倍の相手に勝てるか、毎日この1点を考えて手を打っていました。桶狭間の戦いはまぐれではなく、織田信長のプラス思考の中から生まれた結果なのです。


2.熱意

 当時の兵士の主力部隊は農民です。勝ち戦になれば非常に大きな力になりますが、負け戦とみれば、
蜘蛛の子を散らすように逃げてしまいます。寡兵で大敵に勝った
信長は、カリスマ的な存在になりつつある時期でした。自らが先頭に立ち、常勝して行くも頼もしい大将となったのです。「出陣の際に一人で駆け出し、熱田神宮で皆の来着を待った」このような信長の姿勢が皆の心に波及し、結果を大きくプ
ラスに
導いたのです。

3.能力
 信長は紛れもなく天才でしたが、特に問題に対する目の付け所が常人と異なっていました。桶狭間の
戦いにおいては、作戦目標を「今川義元を殺せば戦いが勝利す
る」という1点に絞り、ひたすら今川義
元を探しました。桶狭間の戦いは、信長が
勝つべくして勝った戦いなのです。

◆現代人に欠けていること
 現代人は皆高い能力を備えており、考え方が正しい人も多いのですが、あきらめが早いということが
欠点ではないでしょうか。実行する前に「やってもどうせ駄目だ」
と中止してしまいます。とりあえず
やってみる。壁にぶつかったら打開策を見つけて
みる。この姿勢こそが成功するための条件ではないでしょうか。

銀行同行税理士・海外展開支援税理士 劉 翔