神戸事務所の樫林です。

20209910日、霧の立ち込める比叡山。

経営者10名ほどで合宿を行いました。

日常から離れて自分と向き合う、仲間と向き合う2日間は本当に素晴らしい時間でした。

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その際に、十二年籠山満行僧である宮本祖豊に来ていただき、

貴重なご講和を聞かせていただくことが出来ました。

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「好相行」と「十二年籠山行」を20年の歳月をかけて満行された

宮本祖豊師をご存じでしょうか?

 

比叡山で最も清らかな聖地とされる浄土院には伝教大師(最澄)の御廟があります。

そこで12年ものあいだ山に籠って伝教大師(最澄)に尽くすことから、そのお勤めは「十二年籠山行」と呼ばれます。また、浄土院で仕える僧侶は侍真職といわれます。

籠山中、境内から一歩たりとも外に出ることは許されず病気になっても病院へ行く事さえ許されず、新聞やテレビ、インターネットを見ることも当然なく、外界とは完全に遮断された世界となるそうです。

また、毎日毎日徹底した掃除を行うため掃除地獄とも呼ばれているようです。

 

その「十二年籠山行」はだれでも行うことができるわけではなく、侍真職になるには、まずは「好相行」という荒行を満行していることが条件です。

3000もの仏様の名前を唱えながら、五体投地の礼拝を行なうもので、途中、横になって休むことは許されず、不眠不臥での行だそうです。「好相行」は、仏様の姿が見えるまで行われる修行ですが、精神的にも肉体的にも極限の状態まで追い込まれ、宮本師は2度のドクターストップがかかったそうです。

しかし、途中で断行することは許されず、やめることは死を選ぶことだそうです。

人間はもう限界だと思っても、もう1回、もう1回とやれば3回も出来たではないか、そうやって自分の限界を超えていく事が出来る。

そして、極限の状態の中で約600日かかって仏様のお姿を見ることが出来たそうです。この世の世界と次元の違う世界へ到達したときに仏様に逢うことができるというお話、そして心の目で見るということに「なるほど。」と妙に納得してしまいました。

決死の覚悟で臨めば必ずかなう。

 

 

 

宮本祖豊師にいくつかの質問をさせていただいた中で

コロナの影響で経営に行き詰まり、事業の廃業を余儀なくされたり、代々受け継がれてきた事業を鎖してしまう苦しみを負っている経営者が多くいるのですが、そのあたりどのようにお考えですか?という質問に対して、

仏教では、何度も生まれ変わる(「輪廻転生」)と考えられていて、一度の人生の中で完成するものではない。その人が1歩でも半歩でも成長していかれば。というような事を宮本師はおっしゃった。

 

離れた視点でとらえると何度も何度も生まれ変わる人生の中での一つの出来事、乗り越えて、気づきを得て、成長させてもらえるきっかけであるのだなと客観的にとらえることもできる。決死の覚悟を持って臨めば出来ないことはない。

 

 

そして、過酷な修行を積んでこられたお話をお聞きすると、自分の抱えている悩みはホント小さな痛みで悩んでいることがあほらしく思えてしまって、気持ちが楽になりました。

 

 

もし興味を持たれた方は「覚悟の力」を読んでみてはいかがでしょう。
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